記者会見の中止・製造打ち切り
- 1981年(昭和56年)には全国12の大学病院で注射薬(BG) による動物実験および臨床試験が開始、各大学による臨床試験の結果を発表することとなり、記者会見を翌日に控えて突然、厚生省(現・厚生労働省)より何の説明もなしに中止命令が出された。
- 翌年(1985年)にはこれまで共に研究を続け、医薬品化を夢みていた同志ともいうべく科研製薬より、一方的に注射薬や内服薬、坐薬の製造が打ち切られた。
何故??
- 2017年(平成29年)3月に、ある政党の公設秘書が、当時の国会議事録を調べて、ようやく事の真相が明らかとなった。
- ある証券会社が「抗がん剤の特効薬が開発された。それには奇跡的な効果があり、世界的な発見である。間もなく国際癌学会 でも発表される」と報じた。
- 新聞や雑誌だけではなく、NHKでも放映されたため、科研製薬の株価が高騰。
- 鎮静化を図るために記者会見を中止させたうえ、科研製薬に手を引かせたということが判明。